車輪の唄

Bump Of Chicken 車輪の唄歌詞
1.車輪の唄(Single Edit)


2.夢の飼い主

作詞:藤原基央
作曲:藤原基央

生まれた時は 覚えてないが 呼吸はしていた
理由は無いけど 生みの親は ひと目で判った
まだ小さくて 白い体 擦り寄せてみた
彼女は やっと それに気付いて 名前を付けた

「いつから側に居たの? 抱いて欲しいの?」
答える術も無いから ただ 身を寄せたよ
少しは あったかいかな

くだらなかった 彼女の日々は 大きく変わった
餌を与えて 散歩にも行って 沢山触った
首輪を巻いて 服まで着せて 紐で繋いだ
人が来れば 見せびらかして 鼻を高くした

「少しも 離れないの よく 懐いているの」
忘れられたくないから ひたすら身を寄せるよ
それで 覚えていてくれるなら

寂しくはないよ 君と居られるから
ただ 名前を呼んでくれる事が
少しずつ 減ってきた

生まれた時は 覚えてないが 呼吸はしていた
既に 名前とは 懸け離れた 姿にされていた
自分の色と 動き方を 忘れてしまった
彼女もいつか 付けた名前を 忘れてしまった

変わり果てた 夢の頬に 涙落とした
触ってみても その感触は 別のものだった
自分で着せた 服を脱がして 涙落とした
あぁ そうだった こんなに白い体をしていた

「この手で 汚していたの? 閉じ込めていたの?」
苦しかった首から 首輪が外れた
僕は自由になった

いつでも 側にいるよ ずっと 一緒だよ
首輪や 紐じゃないんだよ 君に身を寄せるのは
全て僕の意志だ

寂しくはないよ 君と生きているから
ただ名前を 呼んでくれるだけで いいんだよ
ねぇ それだけ 忘れないで


3.スノースマイル

作詞:藤原基央
作曲:藤原基央

冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから

「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りにはいかないさ
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
こんな夢物語 叶わなくたって
笑顔はこぼれてくる
雪の無い道に

二人で歩くには 少しコツがいる
君の歩幅は狭い
出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を

まだ乾いたままの 空のカーテンに
二人で鳴らす 足音のオーケストラ
ほら夢物語 叶う前だって
笑顔は君がくれる
そんなの わかってる

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顔は教えてくれた
僕の行く道を

君と出会えて 本当に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって歩くよ

君の居ない道を